ともみのビタミンキッチン
■お話:管理栄養士 森田友美さん(プロフィール)

風邪のひき始めは胃腸が弱っている場合もあります。なるべく、消化の良いものを食べましょう。
油ものよりごはんなどの炭水化物、生の素材より加熱調理したものの方が消化に時間がかかりません。料理つくるのもきついときは、レトルトのおかゆや冷凍食品の麺類を使ってもOK。麺類は、いつもより長い茹で時間で柔らかく仕上げ、さらに刻みネギやせん切り生姜のトッピングで発汗作用を高めます。また、卵を落とせば、たんぱく質も摂取できます。
食欲があるときは、鍋物などが最適。具沢山にした煮込みうどんや雑炊などはいかがでしょうか。

* ひきはじめ(※上記の記述を参考に) * |
○温かい食べ物と飲み物で体をあたためる
温かい鍋物はいかが?
○
早めに寝る
夜更かしはしない |
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* セキがでる * |
○のどの通りが良いものを食べる
トロリとして口当たりの良い物が向いています。ゼリー、ポタージュスープ、湯豆腐、茶碗蒸しなど |
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* 鼻がつまる * |
○湯気のたっている温かいものは一時的に鼻づまりを解消 煮込みうどん、生姜湯、グラタン、雑炊など |
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* のどが痛いとき * |
○なめらかで口当りのよいものを食べる ヨーグルト、プリン、豆腐、スープ、ムース
○香辛料など、喉に刺激があるものは避ける カレー粉、わさび、からしなど |
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* 熱がある * |
○水分を多めにとる
水分とビタミンCを同時にとれる新鮮な果物のジュースや、発刊作用のあるねぎを入れた汁物などで水分補給します。体が熱を持っているため、冷奴、卵豆腐、プリン、アイスクリームなどの冷たいものが食べやすいでしょう。
食事がとれないときは市販のスポーツドリンクなどもよいでしょう。また、食欲がなくなるために摂取エネルギーが不足して体力が消耗します。
食べやすいお粥だけでは栄養素が不足しやすいので、良質のたんぱく質の卵や豆腐・魚・肉などを上手に利用しましょう。 |
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【材料】
柿 |
… |
1個 |
にんじん |
… |
1本 |
レモン |
… |
1/4個 |
はちみつ |
… |
小さじ1 |
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【作り方】
1. |
にんじんは皮をむき適宜切る。 |
2. |
柿とレモンは皮と種を除き、適宜切る。 |
3. |
1と2をジューサーにかける。 |
4. |
3にはちみつを混ぜる。 |
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【材料】
南瓜 |
… |
80g |
オレンジ |
… |
1/2個 |
豆乳 |
… |
1/2カップ |
はちみつ |
… |
小さじ1 |
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【作り方】
1. |
南瓜は種を除き、ラップで包み電子レンジで1分40秒加熱。皮を除いて適宜切る |
2. |
オレンジは横に9半分に切る。スクイーザーで果汁を絞る |
3. |
すべてをミキサーにかける。 |
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参考) おいしい生ジュース、川野妙子著、池田書店発行、2006